パーキンソン病の靴選び|歩きやすい・履きやすい靴の条件とおすすめタイプを理学療法士が解説

今回は、パーキンソン病の方が靴を購入するときに、どのような視点でどのような靴を選べばいいのかを具体的に解説します。筆者は、靴専門会社と靴・インソールの開発経験もあります。靴やインソールは専門的に行ってきた経緯もありますので、少しでも役に立つ記事になればと思います。
パーキンソン病の方に合う靴とは?まず結論から
パーキンソン病の方の靴選びでは、単に「軽い靴」や「滑りにくい靴」を選ぶだけでは不十分です。足に合ったサイズで、かかとを安定させながら、つま先が床に引っかかりにくい靴を選ぶことが大切です。
また、手指が動かしにくい方は、面ファスナーやファスナー付きなど、脱ぎ履きしやすい靴が適しています。歩き方や症状には個人差があるため、実際に試着し、歩いたときの安定性まで確認しましょう。
繰り返しになりますが、まずは足のサイズと靴のサイズをしっかりとフィッティングすることが大切です。
パーキンソン病の靴選びで大切な5つのポイント
パーキンソン病の方が靴を選ぶ際は、
①足にフィットするサイズ
②かかとの安定性
③つま先の引っかかりにくさ
④靴底の適度な滑りにくさ
⑤脱ぎ履きのしやすさ
以上の5点を確認します。大きすぎる靴は靴の中で足が動き、小さすぎる靴は痛みや足のトラブルにつながります。商品名や見た目だけで判断せず、両足で試着して歩行状態を確認することが重要です。
歩きやすい靴が転倒予防につながる理由
パーキンソン病では、小刻み歩行やすくみ足、足の上がりにくさなどにより、つまずきや転倒が起こりやすくなります。足に合う歩きやすい靴は、足元のぐらつきを抑え、歩き出しや方向転換を安定させる助けになります。
ただし、靴底が滑りにくすぎると床に引っかかる場合もあるため、「滑りにくさ」と「足を前に運びやすいこと」の両方を確認しましょう。
症状に合わせて靴を選ぶことが重要です
すくみ足がある方、足が上がりにくい方、手で靴ひもを結びにくい方では、適した靴の特徴が異なります。また、むくみや外反母趾、左右の動きの差がある場合も、サイズや固定方法の調整が必要です。パーキンソン病の靴選びでは、誰にでも同じ靴がおすすめとは限りません。転倒への不安や足の痛みがある場合は、理学療法士や義肢装具士などに相談しましょう。
パーキンソン病で靴選びが重要な理由
パーキンソン病では、すくみ足や小刻み歩行、姿勢の変化、手指の動かしにくさなどがみられることがあります。そのため、靴が足に合っていないと、つまずきや転倒、脱ぎ履きの負担につながる可能性があります。パーキンソン病の靴選びでは、歩きやすさだけでなく、足の状態や症状、生活環境に合わせて選ぶことが重要です。
すくみ足や小刻み歩行でつまずきやすくなる
パーキンソン病では、歩き始めに足が出にくくなる「すくみ足」や、歩幅が小さくなる小刻み歩行がみられることがあります。足が十分に上がらないと、靴のつま先が床や段差に引っかかり、つまずきやすくなります。そのため、つま先部分に適度な反りがあり、足を前へ運びやすい靴を選ぶことが大切です。
前かがみ姿勢やバランス低下で転倒リスクが高くなる
前かがみ姿勢や姿勢反射障害があると、体の重心が前方へ移動し、歩行中にバランスを崩しやすくなります。さらに、方向転換や停止が難しい場合には、転倒の危険性が高まります。かかとをしっかり支え、靴の中で足が動きにくい靴は、足元の安定を助けます。
手指の動かしにくさで靴の脱ぎ履きが難しくなる
パーキンソン病では、動作が遅くなったり、手指を細かく動かしにくくなったりすることがあります。靴ひもを結ぶ、靴の履き口を広げるといった動作に時間がかかる場合は、面ファスナーやファスナー付き、ハンズフリータイプなど、脱ぎ履きしやすい靴が便利です。ただし、履きやすさだけでなく、足を十分に固定できるかも確認しましょう。
足の変形やむくみが起こることもある
活動量の低下や姿勢、歩き方の変化などにより、足のむくみや痛み、外反母趾、指の変形がみられることがあります。足幅や足囲が合わない靴は、圧迫や擦れ、皮膚トラブルの原因になります。パーキンソン病の方が靴を選ぶ際は、両足を測定し、むくみの状態も考慮しながら試着することが重要です。
パーキンソン病の靴選びで確認したい7つのポイント

パーキンソン病の方が靴を選ぶ際は、履きやすさだけでなく、歩行の安定性やつまずきにくさも確認することが重要です。実際に試着し、立位や歩行、方向転換まで確認しましょう。
足にしっかりフィットするサイズを選ぶ
靴が大きすぎると中で足が動き、小さすぎると痛みや擦れの原因になります。足長だけでなく、足幅や甲の高さも確認し、ワイズをしっかりと算出することが大切です。つま先も適度な余裕(1㎝の捨寸が目安)がある靴を選びましょう。
かかとをしっかり支える靴を選ぶ
かかと部分が柔らかすぎる靴は、歩行中に足元が不安定になることがあります。かかとを包み込み、靴の中で足がずれにくい構造の靴がおすすめです。
つま先が引っかかりにくい形状を選ぶ
足が上がりにくい方は、靴のつま先が床や段差に引っかかることがあります。つま先に適度な反りがあり、前方へ足を運びやすい形状を選びましょう。
靴底は滑りにくく、引っかかりすぎないものを選ぶ
滑りにくい靴底は転倒予防に役立ちますが、摩擦が強すぎると床に引っかかる場合があります。実際に歩き、滑りにくさと足の運びやすさの両方を確認することが大切です。
面ファスナーやファスナー付きで履きやすい靴を選ぶ
手指を動かしにくい方には、面ファスナーやファスナー付きの靴が便利です。履き口が大きく開き、少ない動作で脱ぎ履きできるかを確認しましょう。
軽さだけでなく安定性も重視する
軽い靴は足を運びやすい一方、柔らかすぎると支えが不足することがあります。軽さだけで判断せず、かかとや靴底の安定性とのバランスを重視しましょう。
インソール交換ができる靴がおすすめ
中敷きを取り外せる靴は、足の状態に合わせてインソールを調整しやすい点がメリットです。足の痛みや変形がある場合は、理学療法士や義肢装具士などに相談すると安心です。
症状別にみるおすすめの靴
パーキンソン病の靴選びでは、病名だけで判断するのではなく、すくみ足、足の上がりにくさ、姿勢、手指の動かしにくさ、足の痛みなど、実際の症状に合わせて選ぶことが大切です。同じ靴でも歩きやすさには個人差があるため、必ず試着して確認しましょう。
すくみ足がある方の靴選び
すくみ足がある方は、歩き始めや方向転換で足が出にくくなることがあります。足にフィットし、靴の中で足がずれにくいものを選びましょう。
つまり、大きすぎる靴は靴の中で足が動いてしまいます。ピッタリしすぎていても痛みを感じることがありますので、実際の足のサイズよりも1㎝ゆとりがあるもの(捨寸といいます)を選ぶことをおすすめします。
靴底は滑りにくさだけでなく、床に引っかかりすぎないことも重要です。履いた状態で歩き始めや方向転換を確認してください。
足が上がりにくい方の靴選び
足が上がりにくい場合は、つま先が床や段差に引っかかりやすくなります。つま先に適度な反りがあり、重すぎない靴が候補になります。ただし、柔らかすぎる靴は足元が不安定になることもあるため、かかとの支えや靴底の安定性も確認しましょう。
前かがみ姿勢の方の靴選び
前かがみ姿勢では重心が前方へ移動しやすく、歩行中にバランスを崩すことがあります。かかとをしっかり包み、足を固定できる靴を選ぶことが大切です。サイズが大きすぎる靴や、ヒールの高い靴、不安定な厚底靴は避けた方が安心です。
手が動かしにくい方の靴選び
手指の動作が遅い方や靴ひもを結びにくい方には、面ファスナー、ファスナー付き、ハンズフリータイプなどの履きやすい靴が適しています。履き口が大きく開き、少ない動作で履けるかを確認しましょう。ただし、脱ぎ履きのしやすさだけでなく、履いた後に足を固定できることも重要です。
外反母趾や足の痛みがある方の靴選び
外反母趾や足の痛みがある場合は、足幅や足囲に余裕があり、痛む部分を圧迫しない靴を選びます。大きめの靴を選ぶのではなく、足の形に合ったサイズを選ぶことが重要です。痛みや変形が強い場合は、医師や理学療法士、義肢装具士などへ相談しましょう。
パーキンソン病の方におすすめの靴のタイプ
パーキンソン病の方におすすめの靴は、歩きやすさ、安定性、脱ぎ履きのしやすさを兼ね備えたタイプです。ただし、症状や足の形、生活環境によって適した靴は異なります。商品名だけで選ばず、必ず試着して歩行状態を確認しましょう。
ウォーキングシューズ
ウォーキングシューズは、かかとの支えや靴底の安定性に優れたものが多く、日常の外出用として選びやすい靴です。つま先に適度な反りがあり、足にフィットするタイプを選びましょう。柔らかすぎる靴や重すぎる靴は、かえって歩きにくい場合があります。
面ファスナータイプの靴
面ファスナータイプは、靴ひもを結ぶ必要がなく、手指を細かく動かしにくい方にも使いやすい靴です。足のむくみに合わせて締め具合を調整しやすい点もメリットです。ただし、緩く留めると足が靴の中で動くため、適度に固定しましょう。
ファスナー付きシューズ
ファスナー付きシューズは、履き口を大きく開けられるため、足を入れやすい特徴があります。靴ひもでフィット感を調整しながら、日常の脱ぎ履きはファスナーで行えるタイプも便利です。
ハンズフリーシューズ
ハンズフリーシューズは、手を使わずに立ったまま履ける靴です。前かがみになるのが難しい方や、靴の脱ぎ履きに時間がかかる方に役立ちます。かかとが十分に固定されるか、歩行中に脱げないかを確認してください。
介護・リハビリシューズ
介護・リハビリシューズは、履き口が広く、軽量で調整しやすい商品が多いのが特徴です。むくみや足の変形がある方にも合わせやすい一方、屋外歩行では靴底やかかとの安定性も確認する必要があります。
室内履き・リハビリシューズ
室内ではスリッパよりも、かかとを支えられる室内履きやリハビリシューズがおすすめです。足から脱げにくく、床で滑りにくいものを選びましょう。ただし、靴底の摩擦が強すぎると引っかかる場合があるため、実際の床で歩きやすさを確認することが大切です。
パーキンソン病で避けたい靴

パーキンソン病の方は、すくみ足や小刻み歩行、足の上がりにくさなどにより、靴の影響でつまずきや転倒の危険性が高まることがあります。見た目や履きやすさだけで選ばず、足を安定して支えられるか、歩行中に脱げにくいかを確認しましょう。
サンダルやスリッパ
サンダルやスリッパは、かかとを固定できず、歩行中に脱げたり、つま先が床に引っかかったりすることがあります。特に、すくみ足や足の上がりにくさがある方は注意が必要です。室内でも、かかとを支えられる室内履きやリハビリシューズを選ぶと安心です。
サイズが大きすぎる靴
脱ぎ履きしやすいという理由で、大きめの靴を選ぶのは避けましょう。靴の中で足が前後左右に動くと、かかとが浮き、歩行が不安定になります。つまずきや靴ずれの原因にもなるため、足長だけでなく、足幅や甲の高さまで確認することが大切です。
靴底がすり減った靴
靴底がすり減ると、滑りやすくなるだけでなく、左右の高さや接地のバランスが崩れることがあります。特に片側だけ強くすり減っている場合は、歩き方に影響する可能性があります。靴底の溝やかかとの傾きを定期的に確認し、必要に応じて交換しましょう。
ヒールの高い靴
ヒールの高い靴は、重心が前方へ移動しやすく、前かがみ姿勢やバランス低下がある方には不安定です。細いヒールや極端な厚底靴も転倒につながる可能性があります。低めで接地面が広く、靴底が安定した靴を選びましょう。
足を固定できない靴
履き口が広すぎる靴や、かかとが柔らかすぎる靴は、歩行中に足が靴の中でずれやすくなります。スリッポンやハンズフリーシューズを選ぶ場合も、かかとが抜けず、足の甲を適切に固定できるか確認してください。脱ぎ履きのしやすさと歩行時の安定性の両方が重要です。
靴を購入するときのチェックポイント
-1024x683.webp)
パーキンソン病の方が靴を購入するときは、サイズ表記や見た目だけで決めず、実際の足の状態と歩き方を確認することが大切です。すくみ足や小刻み歩行、足の上がりにくさがある場合は、歩き始めや方向転換も試し、安全に歩ける靴を選びましょう。
午後に試着するのがおすすめ
足は、立っている時間や活動量によって夕方にかけてむくむことがあります。特に足のむくみがある方は、午前中だけでなく午後の状態に合わせて試着すると、きつすぎる靴を選ぶリスクを減らせます。ただし、時間帯による変化には個人差があるため、普段もっとも足がむくみやすい時間に確認するのがおすすめです。
必ず実際に歩いて確認する
靴を履いたら、店内を数分歩き、つま先の引っかかり、かかとの浮き、足の痛みがないか確認します。パーキンソン病の方は、直線歩行だけでなく、歩き始め、停止、方向転換も試しましょう。靴底が滑りすぎたり、反対に床へ引っかかりすぎたりしないかも重要なポイントです。
普段履く靴下で試着する
靴下の厚さが変わると、靴のフィット感も変化します。靴を購入するときは、普段使用している靴下を履いて試着しましょう。インソールや装具を使用している場合は、それらも持参し、実際の使用条件でサイズや履き心地を確認します。
ご家族や専門家にも歩き方を見てもらう
本人が歩きやすいと感じていても、かかとが浮いていたり、つま先が引っかかっていたりすることがあります。可能であれば、ご家族に後方や横から歩き方を確認してもらいましょう。転倒歴や足の痛みがある場合は、理学療法士、義肢装具士、靴の専門家などへ相談すると安心です。
靴を履きやすくする工夫
パーキンソン病では、動作緩慢や手指の細かな動かしにくさ、前かがみ姿勢などにより、靴の脱ぎ履きに時間がかかることがあります。無理に立ったまま履こうとすると転倒につながるため、靴べらや結ばない靴ひもなどを活用し、安全に準備できる環境を整えましょう。
長い靴べらを活用する
長い靴べらを使うと、深く前かがみにならなくても靴へ足を入れやすくなります。体幹のバランスを崩しやすい方や、腰・股関節が曲げにくい方にも便利です。使用後は、かかとを踏んでいないか、足が靴の奥まで入っているかを確認しましょう。
結ばない靴ひもを利用する
手指を細かく動かしにくい方には、伸縮性のある靴ひもや結ばない靴ひもが役立ちます。毎回靴ひもを結ぶ必要がなくなり、靴を履く動作の負担を軽減できます。ただし、緩すぎると靴の中で足が動くため、かかとが浮かないよう適切に調整することが大切です。
安定した椅子に座って履く
靴は、背もたれがあり、ぐらつかない椅子に座って履くと安全です。玄関に椅子や手すりを設置すると、靴の脱ぎ履きだけでなく、立ち上がりや方向転換も行いやすくなります。キャスター付きの椅子や低すぎる椅子は避けましょう。
薬が効いている時間帯に外出準備をする
パーキンソン病では、薬の効果によって動きやすい時間帯と動きにくい時間帯(ウェアリングオフ現象)が生じることがあります。
可能であれば、体が比較的動かしやすい時間帯に着替えや靴の準備を行いましょう。症状の変動が大きい場合は、服薬時間を自己判断で変更せず、主治医へ相談してください。
インソールやオーダーメイドの靴は必要?
パーキンソン病だからといって、すべての方にインソールやオーダーメイドの靴が必要なわけではありません。足の痛みや変形、歩行時の不安定さがあり、市販の靴だけでは調整が難しい場合に検討します。まずは足に合う靴を選び、必要に応じて専門家へ相談することが大切です。
インソールで期待できる効果
インソールは、足裏にかかる圧力を分散したり、靴の中で足がずれるのを抑えたりする目的で使用されます。足の痛みや疲れ、左右の荷重差がある方では、立位や歩行の安定を助けることがあります。ただし、すくみ足や小刻み歩行そのものを改善するものではなく、合わないインソールは痛みや歩きにくさにつながるため注意が必要です。
市販品とオーダーメイドの違い
市販のインソールは購入しやすく、クッション性やサイズの微調整を目的として試しやすい点が特徴です。一方、オーダーメイドのインソールや靴は、足の形、関節の動き、歩き方などを評価して個別に作製します。足の変形や左右差が大きい場合には適していますが、完成後も履き心地や歩行状態を確認し、必要に応じて調整します。
専門家へ相談した方がよいケース
歩くと足が痛む、靴ずれや傷を繰り返す、外反母趾や足指の変形が強い、左右で足の大きさが異なる場合は、自己判断で選ばず専門家へ相談しましょう。転倒が増えた場合や、装具を使用している場合も評価が必要です。主治医や理学療法士、義肢装具士などに相談し、足と歩行の状態に合った靴やインソールを検討してください。
よくある質問
パーキンソン病の靴選びでは、軽さや履きやすさだけでなく、足へのフィット感や歩行時の安定性を確認することが大切です。ここでは、靴やインソールに関するよくある質問に回答します。
軽い靴は足を前へ運びやすい一方、柔らかすぎると足元が不安定になることがあります。重さだけで判断せず、かかとの支え、靴底の安定性、つま先の引っかかりにくさを確認しましょう。
手を使わずに履けるため、手指が動かしにくい方や前かがみになりにくい方には便利です。ただし、かかとが浮く、歩行中に脱げるといった場合は適しません。必ず試着して歩きやすさを確認してください。
スリッパはかかとを固定できず、脱げたり、つま先が床に引っかかったりする可能性があります。すくみ足やバランス低下がある方は、かかとを支えられる室内履きを選ぶ方が安全です。パーキンソン病では歩行やバランスの変化により転倒リスクが高まるため、室内の履物にも注意が必要です。AXISとしては、否定的です。
脱ぎ履きしやすくするために、大きめの靴を選ぶのはおすすめできません。靴の中で足が動くと、かかとが浮いて歩行が不安定になります。足長だけでなく、足幅や甲の高さに合うサイズを選びましょう。
すべての方に必要なわけではありません。足の痛みや変形、靴の中でのずれがある場合に検討します。パーキンソン病に対するインソールの研究では、歩行やバランスへの効果が示唆されていますが、現時点では十分な研究があるとはいえません。
転倒歴、足の痛み、強い変形がある場合は、主治医や理学療法士、義肢装具士、フットケアに詳しい専門家へ相談しましょう。実際の足の状態と歩き方を確認してもらうことが重要です。
まとめ
パーキンソン病の方が靴を選ぶ際は、軽さやデザインだけでなく、足へのフィット感、歩行時の安定性、脱ぎ履きのしやすさを総合的に確認することが大切です。すくみ足や小刻み歩行、前かがみ姿勢など、症状に合った靴を選びましょう。
パーキンソン病の靴は「歩きやすさ」と「安全性」が大切
パーキンソン病の靴選びでは、足を前へ運びやすいことに加え、かかとが安定し、靴の中で足がずれにくいことが重要です。つま先の引っかかりや靴底の滑りやすさも確認し、安全に歩ける靴を選びましょう。
症状に合わせた靴選びで転倒予防につながる
すくみ足、足の上がりにくさ、バランス低下、手指の動かしにくさなど、症状によって適した靴は異なります。面ファスナーやファスナー付きなど、本人の困りごとに合った靴を選ぶことで、つまずきや転倒のリスクを減らす助けになります。
試着して自分の足に合う靴を選ぶことが重要
同じサイズ表記でも、靴の幅やかかとの形、履き心地は商品によって異なります。購入前には必ず試着し、直線歩行だけでなく、歩き始めや停止、方向転換も確認しましょう。かかとの浮きや足の痛みがないかも重要なチェックポイントです。
不安があれば理学療法士など専門家へ相談しましょう
転倒を繰り返す、足に痛みや変形がある、どの靴を選べばよいか分からない場合は、主治医や理学療法士、義肢装具士などへ相談しましょう。足の状態や歩き方を評価してもらうことで、自分に合った靴やインソールを選びやすくなります。
以上、この記事では、パーキンソン病の方の靴選びについて解説させていただきました。靴1つ変えただけで劇的に歩きがよくなる方も実際に多いので、靴選びは慎重に丁寧に行うことをAXIS-PDでは推奨しています。



