パーキンソン病認知症(PDD)とは?症状・原因・レビー小体型認知症との違いを解説
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パーキンソン病では、運動症状だけでなく、注意力や判断力、記憶などの認知機能にも変化がみられることがあります。こうした認知機能の低下が進み、日常生活に支障をきたすようになった状態を「パーキンソン病認知症(Parkinson’s Disease Dementia:PDD)」と呼びます。
PDDでは、単に「もの忘れが増える」だけでなく、考えるスピードが遅くなる、複数のことを同時に行いにくくなる、場所や物の位置関係を把握しにくくなる、幻視などがみられることがあります。
また、PDDは「レビー小体型認知症(DLB)」と症状や病態に共通する部分が多く、「何が違うのだろう?」と疑問に感じる方も少なくありません。
この記事では、パーキンソン病認知症(PDD)とはどのような状態なのか、主な症状や原因、PD-MCIやレビー小体型認知症との違い、診断・治療、リハビリ、生活上の工夫まで分かりやすく解説します。
ご本人だけでなく、ご家族が「最近少し様子が変わってきたかもしれない」と感じたときの参考にしてください。
パーキンソン病認知症(PDD)とは

パーキンソン病認知症(PDD)とは、パーキンソン病の経過のなかで認知機能が低下し、その影響によって日常生活にも支障がみられるようになった状態です。
パーキンソン病に伴って起こる認知症
PDDは、すでにパーキンソン病を発症している方に、その後、認知機能の低下が加わった場合に診断が検討されます。
重要なのは、認知機能検査の点数だけで判断するのではなく、服薬管理や金銭管理、予定の管理、家事など、これまで行えていた日常生活に認知機能の低下による支障が生じているかどうかです。
「もの忘れ」だけではないPDDの特徴
「認知症」というと、もの忘れを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかしPDDでは、記憶だけでなく、注意力、遂行機能、視空間認知など、複数の認知機能に変化がみられることがあります。
たとえば、
- 二つのことを同時に行うと混乱する
- 外出や料理の手順を組み立てにくくなる
- 物や人との距離を捉えにくくなる
といった変化として現れることがあります。
パーキンソン病のすべての人がPDDになるわけではない
パーキンソン病では認知機能に変化がみられることがありますが、すべての方がPDDを発症するわけではありません。
また、軽度の認知機能低下があるからといって、必ず認知症へ進行するわけでもありません。
睡眠不足、抑うつ、薬剤の影響、体調不良などによって一時的に注意力や認知機能が低下する場合もあります。
大切なのは、以前と比べて変化が続いているか、日常生活への影響が増えていないかをみることです。

パーキンソン病認知症(PDD)でみられる主な症状
PDDでは、記憶だけでなく、注意、判断、遂行機能、視空間認知など、幅広い認知機能に変化がみられます。
考えるスピードが遅くなる
質問されてから答えるまでに時間がかかるなど、情報を処理するスピードが遅くなることがあります。
これは「理解できていない」という意味ではありません。周囲が急かさず、本人が考える時間を確保することが大切です。
注意を向け続けることが難しくなる
一つのことに注意を向け続けたり、複数のことへ同時に注意を配ったりすることが難しくなる場合があります。
リハビリの場面でも、「歩きながら話す」「周囲を確認しながら方向転換する」といった動作では注意力が必要です。
そのため、身体機能だけでなく、注意が分散したときに歩行がどう変化するかを見ることも重要です。
計画を立てたり順序立てて行動したりしにくくなる
「何から始めるかを決める」「順番通りに進める」「途中で方法を切り替える」といった遂行機能が低下することがあります。
料理、着替え、外出準備など、複数の手順が必要な場面で戸惑いやすくなります。
場所や物の位置関係を把握しにくくなる
PDDでは、距離や方向、物の位置関係などを捉える「視空間認知」が低下することがあります。
家具との距離を判断しにくい、狭い場所を通りにくいなど、移動に影響することもあります。
記憶力が低下する
新しい出来事を覚えたり、必要な情報を思い出したりする力が低下する場合もあります。
ただし、PDDでは記憶障害だけを見るのではなく、注意、遂行機能、視空間認知などを含めて評価することが大切です。
幻視・幻覚や妄想がみられることがある
実際にはいない人や動物が見える「幻視」などの幻覚や、事実とは異なることを強く信じる妄想がみられることがあります。
特に幻視はPDDでみられる代表的な精神症状の一つです。
ただし、パーキンソン病治療薬や体調変化などが影響している場合もあるため、症状が現れた場合は主治医へ相談しましょう。
PD-MCIとパーキンソン病認知症(PDD)の違い

パーキンソン病では、認知機能が少し低下していても、すぐに認知症と診断されるわけではありません。
PD-MCIとは
PD-MCI(Parkinson’s Disease Mild Cognitive Impairment)とは、「パーキンソン病に伴う軽度認知障害」のことです。
注意、遂行機能、記憶、視空間認知などに低下がみられるものの、基本的な日常生活の自立が大きく損なわれていない状態を指します。
認知機能低下が日常生活に影響しているかが重要
PD-MCIとPDDを区別する大きなポイントは、
認知機能の低下によって日常生活の自立に支障が生じているか
という点です。
ただし、パーキンソン病では動作緩慢、すくみ足、手の使いにくさなどによっても日常生活が難しくなります。
そのため、「できなくなったこと」が認知機能によるものなのか、運動症状によるものなのかを分けて考える必要があります。
理学療法士としても、単に「着替えに時間がかかる」と見るのではなく、身体が動かないのか、手順が分からないのか、注意が途中でそれているのかを確認することが大切です。
PD-MCIからPDDへ進行することはある?
PD-MCIがある方は、認知機能が保たれている方と比べて、将来的にPDDへ移行するリスクが高いことが報告されています。
ただし、PD-MCIになったら必ずPDDへ進行するわけではありません。
長期間安定する方や、その後の検査でPD-MCIの基準を満たさなくなる方もいます。
一度の検査結果だけではなく、経過をみていくことが大切です。
パーキンソン病認知症(PDD)とレビー小体型認知症(DLB)の違い

PDDとレビー小体型認知症(DLB)は、多くの共通点をもつ病気です。
PDDとDLBには共通する特徴が多い
PDDとDLBでは、
- 注意・遂行機能の低下
- 視空間認知の低下
- 幻視
- 認知機能の変動
- パーキンソニズム
- 睡眠や自律神経の問題
などがみられることがあります。
いずれも、αシヌクレインを主成分とする「レビー小体」に関連する病態をもつ点が共通しています。
発症する順番の違いで区別される
臨床上の大きな違いは、パーキンソン症状と認知症のどちらが先に現れたかです。
パーキンソン病を発症した後に認知症が現れた場合はPDD、認知症が先またはパーキンソニズムとほぼ同時に現れた場合はDLBと診断されます。
「1年ルール」とは
PDDとDLBの区別には「1年ルール」が用いられています。
一般的には、
- パーキンソン症状が認知症より1年以上先 → PDD
- 認知症が先、またはパーキンソン症状の発症から1年以内 → DLB
と区別します。
ただし、「1年」という数字は病気そのものに明確な境界があることを意味するものではなく、臨床や研究上の分類に用いられている基準です。
PDDとDLBは完全に別の病気なのか
PDDとDLBには、症状だけでなく病理学的にも多くの共通点があります。
そのため、両者を「レビー小体病」という共通した病態の連続したスペクトラムとして捉える考え方もあります。
理学療法においても診断名だけで判断せず、認知機能、幻視、注意、歩行、転倒リスクなど、実際に現れている症状を個別に評価することが重要です。
パーキンソン病認知症(PDD)が起こる原因
PDDは、「ドパミンが減るから認知症になる」という単純な仕組みではありません。
複数の神経変性や神経伝達物質の変化が関係すると考えられています。
レビー小体と神経変性の関係
パーキンソン病では、神経細胞の中に「レビー小体」と呼ばれる異常な構造物がみられます。
その主な構成成分が「αシヌクレイン」というタンパク質です。
PDDでは、αシヌクレインに関連する病理が認知機能に関係する脳領域にも広がっていることが多く、認知機能低下に関係すると考えられています。
ドパミン以外の神経伝達物質も関係する
パーキンソン病ではドパミンが有名ですが、認知機能にはアセチルコリンなど他の神経伝達物質も関係します。
PDDでは特に、注意や認知機能に関係するコリン作動性神経系の機能低下が重要と考えられています。
ノルアドレナリンやセロトニンなど、複数の神経伝達系も関与すると考えられています。
アルツハイマー病の病理が重なることもある
PDDの一部では、アルツハイマー病でみられるアミロイドβやタウなどの病理が重なっていることがあります。
そのためPDDは、一つの原因だけではなく、αシヌクレインを中心とした病理に複数の神経変性が重なって起こる場合があると考えられています。
PDDを発症しやすい人にみられる特徴
PDDには、発症と関連するいくつかの特徴が報告されています。
ただし、これらは「原因」ではなく、将来的な認知機能の変化に注意したいリスク因子です。
年齢やパーキンソン病の罹病期間
高齢になるほど、PDDを発症するリスクは高くなる傾向があります。
また、パーキンソン病の経過が長くなるほど累積的にPDDを経験する方は増えますが、罹病期間だけで将来を予測することはできません。
PD-MCIがある
PD-MCIのある方は、認知機能が保たれている方より、将来的にPDDへ移行するリスクが高いことが報告されています。
幻視・幻覚がみられる
幻視をはじめとした幻覚も、PDDとの関連が報告されている特徴の一つです。
ただし、薬剤や体調の影響でも起こるため、「幻覚がある=PDD」と判断することはできません。
運動症状や姿勢・歩行障害が進んでいる
運動症状が重い方や、姿勢の不安定さ・歩行障害が目立つ方では、認知機能低下やPDDとの関連が報告されています。
理学療法士としては、転倒が増えた、方向転換が難しくなった、歩きながら別のことをすると不安定になる、といった変化にも注目します。
リスクがあっても必ずPDDになるわけではない
年齢、PD-MCI、幻視、歩行障害などがあっても、必ずPDDになるわけではありません。
一つの症状だけで将来を予測せず、以前と比べて認知機能や日常生活に変化がないかを継続して確認することが大切です。
パーキンソン病認知症(PDD)はどのように診断される?
PDDは、一つの検査だけで診断されるものではありません。
パーキンソン病の経過、認知機能、日常生活への影響などを総合的に評価します。
本人・家族への問診
「いつ頃から変化があったか」「服薬や金銭管理が難しくなっていないか」「幻視がないか」などを確認します。
本人では変化に気づきにくいこともあるため、普段の生活を知る家族からの情報も重要です。
認知機能検査
MoCAやMMSEなどの認知機能検査が行われることがあります。
必要に応じて、注意、遂行機能、記憶、視空間認知などを詳しく調べます。
ただし、検査の点数だけでPDDを診断するわけではありません。
日常生活への影響を確認する
PDDの診断では、認知機能の低下によって日常生活に支障が生じているかが重要です。
服薬管理、予定管理、買い物、家事など、以前できていたことに変化がないかを確認します。
薬の影響やせん妄など他の原因を除外する
認知機能が低下しているように見えても、必ずしもPDDとは限りません。
薬剤、感染症、脱水などによるせん妄、抑うつ、睡眠障害、その他の身体疾患が原因となることもあります。
特に短期間で急に認知機能が低下した場合は、別の原因を確認することが重要です。
MRIなどの画像検査を行うこともある
必要に応じてMRIやCTなどの画像検査を行い、脳血管障害など、認知機能低下を引き起こす別の原因がないかを確認します。
MRIだけでPDDを確定するわけではありません。
パーキンソン病認知症(PDD)の治療
PDDの治療では、認知機能や精神症状をできるだけ安定させながら、安全に日常生活を続けることを目指します。
認知機能に対する薬物療法
PDDの認知症状には、コリンエステラーゼ阻害薬が使用されることがあります。
なかでもリバスチグミンは、PDDを対象とした臨床試験で認知機能などへの一定の効果が示されています。
ただし、PDDそのものを根本的に治す薬ではなく、副作用にも注意が必要です。
パーキンソン病治療薬とのバランスを考える
一部のパーキンソン病治療薬は、運動症状を改善する一方で、幻視や混乱などの精神症状に影響する場合があります。
必要に応じて主治医が薬の種類や量を見直しますが、自己判断で中止・減量することは避けましょう。
幻視や精神症状への対応
幻視や妄想が強くなった場合は、まず薬剤、感染症、脱水、睡眠不足など、症状を悪化させる要因がないか確認します。
本人や家族の生活に大きな影響がある場合には薬物療法が検討されることもありますが、一部の抗精神病薬はパーキンソン症状を悪化させる可能性があるため、慎重な治療が必要です。
薬だけでなく生活環境の調整も重要
毎日の生活時間を一定にする、物の置き場所を決める、一度に多くの情報を伝えないなど、生活しやすい環境を整えることも重要です。
リハビリでは、歩く場所を整理する、手すりや目印を利用する、動作の手順を分かりやすくするなど、安全に「できること」を残す工夫を行います。
PDDになったときのリハビリ・運動の考え方

PDDがあっても、本人の状態に合わせて身体活動やリハビリを続けることは大切です。
認知症があっても身体活動を続ける意味はある
PDDがあっても、歩行、筋力、バランスなどの身体機能を維持することは、移動や外出などの日常生活を続けるうえで重要です。
ただし、運動によってPDDそのものを治したり進行を防いだりできるとまでは証明されていません。
主な目的は、身体機能や活動量、生活の自立をできるだけ保つこととなります。
複雑すぎる運動より「わかりやすさ」を重視する
PDDでは、複数の動作を同時に行うことが難しくなる場合があります。
難しい運動を増やすよりも、
「立つ」
「大きく一歩出す」
など、目的が分かりやすい運動を繰り返す方が行いやすいことがあります。
声かけ・見本・環境設定を工夫する
長い説明より、短い声かけや実際の見本を使う方が理解しやすい場合があります。
床の目印や一定のリズムなど、外的キューを利用することもあります。
転倒リスクと認知機能の両方をみる
PDDでは、すくみ足や姿勢反射障害などの運動症状に、注意力や判断力の低下が重なることがあります。
理学療法士としては、筋力やバランスだけでなく、
- どの場面で注意がそれると不安定になるか
- どの声かけなら安全に動けるか
- 周囲の環境が歩行を難しくしていないか
まで評価することが重要です。
家族が気づきやすいPDDのサイン
PDDの変化は、認知機能検査より先に日常生活の中で現れることがあります。
今までできていたことに時間がかかる
着替えや外出準備などで、以前より時間がかかることがあります。
ただし、パーキンソン病では動作緩慢でも時間がかかります。
身体が動かないため遅いのか、次の手順が分からず止まっているのかを見ることが大切です。

薬の管理や予定の管理が難しくなる
薬を飲み忘れる、同じ薬を二度飲む、予定を管理できなくなるといった変化は注意したいサインです。
慣れた場所でも迷うことが増える
以前から利用している施設で場所が分からなくなる、慣れた道で方向を間違えるといった変化がみられることがあります。
繰り返す場合は、外出方法を家族や医療・介護スタッフと検討しましょう。
見えていないものが見えると話す
「部屋に人がいる」「動物が見える」といった幻視がみられることがあります。
本人にとっては実際に見えているように感じられるため、強く否定するのではなく、安全を確認しながら症状を記録し、主治医に伝えることが大切です。
「年齢のせい」と決めつけない
年齢とともに多少の物忘れはみられますが、服薬管理ができなくなった、慣れた場所で迷うようになったなど、生活上の明らかな変化が続く場合は「年齢だから」と決めつけないことが大切です。
一方、急激な変化はPDD以外の原因も考える必要があります。
PDDのある方との生活で大切なこと
PDDがあっても、本人の「できること」をできるだけ残しながら生活しやすい環境を整えることが大切です。
一度に多くのことを伝えない
「着替えて、薬を飲んで、荷物を持って玄関へ来て」と一度に伝えるより、
「まず着替えましょう」
「次に薬を飲みましょう」
と一つずつ短く伝える方が理解しやすくなります。
生活の手順や環境をできるだけ一定にする
生活時間や物の置き場所、動作の順番などをできるだけ一定にすると、次に何をすればよいか分かりやすくなります。
家具の配置や歩く経路を頻繁に変えないことも、移動の安全につながります。
本人のできることを残す
時間がかかっても自分で着替える、簡単な家事を担当するなど、安全にできる活動まで家族がすべて代わりに行う必要はありません。
「できる・できない」の二択ではなく、声かけや環境を工夫すればどこまでできるかを考えることが大切です。
家族だけで抱え込まず介護サービスを活用する
PDDが進行すると、服薬管理、外出、入浴、移動など、家族の支援が必要な場面も増えます。
ケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談し、
- デイサービス
- 訪問介護
- 訪問看護
- 訪問リハビリ
- ショートステイ
など、その方と家族の状況に合ったサービスを検討しましょう。
こんな変化があれば主治医に相談を
PDDは一般的に徐々に変化します。
急な変化や安全上の問題が生じた場合は、「認知症が進んだ」と決めつけず主治医へ相談しましょう。
急に認知機能が低下した
数日以内に急に混乱した、会話がかみ合わなくなったといった場合は、PDDの通常の経過とは異なる可能性があります。
感染症、脱水、薬剤などによる「せん妄」が原因になることもあります。
幻視・妄想が強くなった
突然幻視が現れた、頻度が増えた、本人が強く怖がるようになった場合などは相談しましょう。
いつ、どのような症状が起きたか記録しておくと受診時に役立ちます。
転倒や服薬ミスが増えた
転倒や薬の飲み忘れ、重複服薬などが増えた場合も重要な変化です。
身体機能と認知機能の両面から評価する必要があります。
日常生活を一人で行うことが難しくなってきた
着替え、入浴、買い物、外出、服薬管理など、以前できていたことが難しくなってきた場合は、主治医だけでなく理学療法士・作業療法士やケアマネジャーにも相談しましょう。
パーキンソン病認知症(PDD)についてよくある質問
いいえ。すべての方が認知症になるわけではありません。認知機能の経過には個人差があります。
はい。PDDでは注意・遂行機能・視空間認知などの低下が目立ちやすい一方、アルツハイマー型認知症では記憶障害が中心となることが多いという違いがあります。ただし、両方の病理が重なることもあります。
完全に同じではありませんが、非常に近い病態です。一般的には、パーキンソン症状が認知症より1年以上先に現れた場合をPDD、認知症が先またはほぼ同時の場合をDLBと区別します。
現時点では、PDDそのものを根本的に治す治療法はありません。ただし、薬物療法や生活環境の調整、リハビリなどによって症状や生活への影響を軽減することを目指します。
現時点では、運動によってPDDの進行を防げるとは証明されていません。一方、身体機能や活動量を維持するために、安全に配慮して運動を続けることは重要です。
まとめ
PDDでは認知機能と日常生活の両方をみることが大切
PDDでは、もの忘れだけでなく、注意力、判断力、遂行機能、視空間認知などにも変化がみられます。
大切なのは、認知機能検査の結果だけでなく、服薬管理や外出、家事など日常生活への影響をあわせてみることです。
早めに変化へ気づき、治療・生活・介護を組み合わせて対応する
PDDへの対応は薬物療法だけではありません。
生活環境の調整、リハビリ、介護サービスなどを組み合わせながら、その方ができるだけ安全に生活を続けられるよう支えることが大切です。
以前と比べて認知機能や生活上の変化が続く場合は、早めに主治医へ相談しましょう。
参考文献・参考資料
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