パーキンソン病の訪問リハビリとは?内容・介護保険と医療保険・利用の目安を解説

パーキンソン病では、病気の進行や症状の変化により、通院や外出が負担になったり、自宅での歩行や立ち上がり、入浴、トイレなどの日常生活に困りごとが増えたりすることがあります。
そのようなときに選択肢のひとつとなるのが「訪問リハビリ」です。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが自宅を訪問し、歩行やバランス練習だけでなく、実際の生活環境に合わせた動作練習、福祉用具や住環境の調整、家族への介助方法の助言などを行います。
一方で、「訪問リハビリと訪問看護からのリハビリは何が違うの?」「介護保険と医療保険のどちらを使うの?」「どのくらいの状態になったら利用を考えればいい?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パーキンソン病における訪問リハビリの内容や特徴、介護保険・医療保険の考え方、利用を検討する目安について、当事者やご家族にもわかりやすく解説します。
- パーキンソン病の訪問リハビリとは?
- パーキンソン病の訪問リハビリでは何をする?
- パーキンソン病の訪問リハビリは介護保険・医療保険のどちらを使う?
- パーキンソン病で訪問リハビリを検討する目安
- パーキンソン病の方で、ご自宅でリハビリを受けたい方へ
- ヤール分類から考える訪問リハビリのタイミング
- 通所リハビリと訪問リハビリはどう使い分ける?
- 訪問リハビリを利用するまでの流れ
- パーキンソン病の方で、ご自宅でリハビリを受けたい方へ
- パーキンソン病の訪問リハビリを選ぶときのポイント
- 理学療法士として考える訪問リハビリの活用ポイント
- パーキンソン病の訪問リハビリに関するよくある質問
- まとめ|生活に合わせて訪問リハビリを活用しよう
- 参考文献・参考資料
パーキンソン病の訪問リハビリとは?

パーキンソン病の訪問リハビリは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)などが自宅を訪問し、実際の生活で困っている動作や環境に合わせて行うリハビリです。
厚生労働省では、訪問リハビリテーションを、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送れるよう、PT・OT・STが自宅を訪問し、心身機能の維持回復や日常生活の自立を支援するサービスとしています。
自宅に専門職が訪問して行うリハビリ
訪問リハビリの特徴は、リハビリ室ではなく普段生活している場所で評価や練習ができることです。
パーキンソン病では、病院では問題なく歩けても、自宅の狭い廊下やトイレの入口、方向転換する場所ですくみ足が起こることがあります。
そのため、「どれくらい歩けるか」だけではなく、どこで動きにくくなるのか、転倒する危険がないか、家具や手すりの位置が適切かなど、生活環境を含めて確認します。
訪問リハビリテーションと訪問看護からのリハビリの違い
一般にはどちらも「訪問リハビリ」と呼ばれることがありますが、制度上は異なります。
| 訪問リハビリテーション | 訪問看護ステーションからのPT・OT・ST訪問 | |
|---|---|---|
| 制度上のサービス | 訪問リハビリテーション | 訪問看護 |
| 主な担当 | PT・OT・ST | PT・OT・ST |
| 特徴 | リハビリ計画に基づいて実施 | 訪問看護の一環として実施 |
実際に行うリハビリには共通する部分がありますが、保険制度や利用条件が異なります。
名称だけで判断せず、現在の身体状態、生活上の困りごと、看護や医療的な支援の必要性などを踏まえて、主治医やケアマネジャーと相談することが大切です。
パーキンソン病で訪問リハビリが選択肢になる理由
パーキンソン病では、すくみ足、姿勢の変化、バランス障害、動作緩慢などが生活に影響します。また、薬が効いているONと効きにくいOFFによって動きやすさが変わる場合もあります。
訪問リハビリでは、こうした症状を本人の身体だけでなく、実際の生活動作や住環境と合わせて評価できることがメリットです。
ただし、パーキンソン病だから必ず訪問リハビリが必要になるわけではありません。外来や通所で十分に運動やリハビリを継続できる方もいます。
パーキンソン病の訪問リハビリでは何をする?
パーキンソン病の訪問リハビリでは、筋力トレーニングや歩行練習だけではなく、自宅で安全に生活を続けるための支援を行います。
NICEでは、運動機能やバランスに問題がある場合は理学療法、日常生活動作に問題がある場合は作業療法、コミュニケーションや嚥下に問題がある場合は言語聴覚療法が推奨されています。
歩行・立ち上がり・バランス、すくみ足への対応
理学療法士(PT)は、歩行、姿勢、立ち上がり、方向転換、バランス、転倒予防などを中心に支援します。
例えば、
- 椅子やベッドから立ち上がる練習
- 歩幅を意識した歩行
- 方向転換の練習
- バランス練習
- 床の目印やリズムなどを利用したすくみ足への対応
などです。
特に訪問では、「トイレの入口ですくむ」「寝室から廊下へ出るときに転びそうになる」といった問題を、その場所で確認できます。


トイレ・入浴・着替えなど日常生活動作への対応
作業療法士(OT)は、トイレ、入浴、着替え、食事、家事など、日常生活を実際に行うための方法を考えます。
例えば、椅子の高さを調整したり、着替えの手順を工夫したり、浴室で安全に動く方法を確認したりします。
「できる・できない」だけではなく、少ない負担で安全に続けられる方法を考えることが重要です。

自宅環境・福祉用具・家族の介助方法を考える
自宅で転倒している場合、原因が筋力だけとは限りません。
廊下の狭さ、段差、家具の配置、椅子の高さ、手すりの位置、夜間の照明などが影響している場合があります。
PT・OTは必要に応じて、手すり、歩行補助具、シャワーチェアなどを検討します。また、立ち上がりや移乗、歩行時の見守り方など、家族が無理なく続けられる介助方法についても助言します。

発声や飲み込みのリハビリ
言語聴覚士(ST)は、声、ことば、コミュニケーション、飲み込みを専門的に支援します。
パーキンソン病では、声が小さくなる、話が聞き取りにくくなる、食事中にむせるなどの症状がみられることがあります。
STは発声やコミュニケーションの練習に加え、食事中の姿勢や飲み込みの状態を確認します。むせが増えた、食事量が減った、体重が減ってきた場合などは、医師やSTなど専門職への相談が大切です。

パーキンソン病の訪問リハビリは介護保険・医療保険のどちらを使う?
パーキンソン病の方が自宅でリハビリを受ける場合、介護保険を利用するケースと医療保険を利用するケースがあります。
重要なのは、「パーキンソン病だから医療保険」と一律に決まるわけではないことです。
介護保険を利用する訪問リハビリ
要介護・要支援認定を受けている方が介護保険の訪問リハビリテーションを利用する場合は、介護保険を利用します。
65歳以上では、要介護・要支援認定を受けると原因疾患を問わず介護保険サービスを利用できます。
40〜64歳では、国が定める16の特定疾病によって要介護・要支援状態となった場合が対象です。パーキンソン病は「進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病」として特定疾病に含まれています。
介護保険を持っている方は、介護保険での訪問リハビリが優先されます。
医療保険を利用するケース
要介護・要支援認定がない方などでは、状態によって医療保険による在宅でのリハビリが行われる場合があります。
また、訪問看護ステーションからPT・OT・STが訪問する場合、要介護・要支援認定がある方は介護保険が基本ですが、一定の疾病や状態では医療保険の訪問看護になる場合があります。
パーキンソン病だから必ず医療保険になるわけではない
医療保険の訪問看護に関する「別表第7」では、パーキンソン病について、
ホーエン・ヤール重症度分類ステージ3以上、かつ生活機能障害度Ⅱ度またはⅢ度
という条件が定められています。
ここで注意したいのは、この条件は医療保険の訪問看護に関する基準であり、「ヤール3になったら医療保険の訪問リハビリへ切り替える」という意味ではないことです。
介護保険と医療保険のどちらになるかは、年齢、要介護認定、利用するサービス、病状などによって異なります。主治医やケアマネジャー、利用予定の事業所へ確認しましょう。


パーキンソン病で訪問リハビリを検討する目安
訪問リハビリを考えるときは、病気の進行度だけでなく、実際の生活にどのような変化が起きているかを見ることが大切です。
通院や通所が負担になってきた
外出の準備に時間がかかる、車への乗り降りが難しい、通所後の疲れが強い、家族の送迎負担が増えたなど、通うこと自体が大きな負担になってきた場合は訪問を検討する目安になります。
ただし、安全に外出できる方では、外出そのものが活動量や社会参加につながります。単純に「訪問の方が楽だから」という理由だけで切り替えるのではなく、外出するメリットとのバランスを考えます。
自宅内での転倒やすくみ足が増えてきた
自宅で転倒する、方向転換でふらつく、トイレや浴室の入口ですくむ、家具につかまって歩くことが増えた場合などは、PT・OTなどに実際の環境を確認してもらう意味が大きくなります。
立ち上がりやトイレ・入浴が難しくなってきた
椅子から立ち上がれない、ベッドから起きにくい、トイレや入浴、着替えなどに介助が必要になった場合も検討の目安です。
身体機能だけでなく、椅子の高さ、手すり、動作の手順などを確認することで改善できる場合があります。
家族の介助量が増えた・自宅環境を確認してほしい
家族が毎回身体を持ち上げている、常に付き添って歩いている、入浴介助が一人では難しいなど、家族の介助量が増えた場合も専門職へ相談したいタイミングです。
また、「どこに手すりをつければよいかわからない」「歩行器が必要かわからない」といった場合には、訪問による住環境評価が役立ちます。
パーキンソン病の方で、ご自宅でリハビリを受けたい方へ
埼玉県川口市を中心に、理学療法士・作業療法士による自費訪問リハビリと、医療保険を利用した訪問マッサージを提供しています。
【対応エリア】
- 埼玉県川口市(全域)
- 埼玉県さいたま市緑区(全域)
- 埼玉県草加市(一部)
- 埼玉県越谷市(一部)
- 東京都足立区(一部)
AXIS-PDをご覧の方は
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※本サービスはAXIS-PD運営の関連法人が提供しています。
ヤール分類から考える訪問リハビリのタイミング

ホーエン・ヤール重症度分類は、パーキンソン病の運動症状の進行度を1〜5で表す指標です。
ただし、ヤール分類は訪問リハビリを開始する基準ではありません。
同じヤール分類でも生活状況は大きく異なるため、歩行能力、転倒、ADL、外出負担、家族の介助量などを合わせて判断します。
| ヤール分類 | おおまかな考え方 |
|---|---|
| 1〜2 | 運動・外出・社会参加を維持する |
| 3 | 転倒や生活環境を含め、通所・訪問を検討する |
| 4〜5 | 在宅サービスを組み合わせる重要性が高くなる |
ヤール1〜2では外出や運動を継続できる環境を優先する
外出が可能で日常生活も比較的自立している場合は、ウォーキング、有酸素運動、筋力トレーニング、バランス運動などを継続し、身体活動量を維持することが重要です。
ただし、自宅の特定の場所ですくみ足が起こるなど明確な生活課題があれば、早い段階でも訪問による評価が役立つ場合があります。
ヤール3では通所と訪問を生活状況に応じて検討する
ヤール3では姿勢反射障害がみられるようになり、転倒やバランスの問題が増えることがあります。
安全に通所できている場合は通所を続けるメリットがありますが、自宅で転倒やすくみ足が増えた、通所が負担になった場合には訪問を取り入れることを検討します。
ヤール4以降では在宅サービスの重要性が高くなる
ヤール4以降では、立ち上がり、移乗、トイレ、入浴などに支援が必要になることが増えます。
この段階では訪問リハビリだけではなく、訪問看護、訪問介護、福祉用具、通所サービスなどを組み合わせて生活全体を支えることが重要です。
通所リハビリと訪問リハビリはどう使い分ける?

通所と訪問は、どちらかが優れているわけではありません。
運動や外出機会を確保したいのか、自宅での問題を解決したいのかによって役割が異なります。
| 通所リハビリ | 訪問リハビリ | |
|---|---|---|
| 外出機会 | 確保しやすい | 少なくなる |
| 運動設備 | 比較的充実 | 自宅環境が中心 |
| 自宅動作の確認 | 限界がある | 実際の場所で確認できる |
| 移動負担 | ある | 少ない |
| 住環境・介助指導 | 限界がある | 行いやすい |
通所リハビリが向いている人
安全に外出でき、定期的な運動や社会参加の機会を確保したい方には通所が向いています。
外出が可能な段階では、訪問だけに限定せず、身体活動や社会参加を維持する視点も大切です。
訪問リハビリが向いている人
通所の移動が大きな負担になっている、自宅内で転倒する、トイレや浴室ですくむ、家族の介助量が増えているなど、自宅生活そのものに課題がある方には訪問が向いています。
状態に応じて併用や切り替えを考える
通所と訪問は、必ずしも二者択一ではありません。
例えば、通所で運動・外出機会を確保しながら、訪問で自宅のすくみ足や入浴動作を確認するという役割分担も考えられます。
一方、介護保険の支給限度額やケアプランなどによって利用できる内容は異なるため、ケアマネジャーと目的を整理することが大切です。
訪問リハビリを利用するまでの流れ
介護保険の訪問リハビリテーションは、事業所へ直接申し込むだけで開始するサービスではありません。
基本的には、
主治医・ケアマネジャーへ相談
→ 事業所を探す
→ 医師の診療や必要な手続き
→ PT・OT・STによる評価
→ リハビリ計画の作成
→ 利用開始
という流れになります。
主治医やケアマネジャーに相談する
「自宅で転ぶ」「通所がつらくなった」「入浴を手伝う量が増えた」など、実際に困っていることを伝えます。
まだ要介護・要支援認定を受けていない場合には、市区町村や地域包括支援センターへ相談する方法もあります。
訪問リハビリ事業所を探す
ケアマネジャーから紹介を受けたり、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」で地域の事業所を調べたりできます。
パーキンソン病への対応経験、PT・OT・STの配置、訪問可能地域などを確認するとよいでしょう。
パーキンソン病の方で、ご自宅でリハビリを受けたい方へ
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医師の指示や必要な手続きを行う
介護保険の訪問リハビリテーションは、医師の指示とリハビリテーション計画に基づいて実施されます。
厚生労働省の算定基準では、医師の診療や情報提供を基礎として訪問リハビリを実施する仕組みが定められています。
必要な診察や書類は事業所によって異なるため、案内に沿って進めます。
初回評価後にリハビリ計画を立てる
PT・OT・STなどが、身体機能だけでなく、自宅での歩行、立ち上がり、トイレ、入浴、家族の介助状況などを確認します。
そのうえで、
- 一人でトイレまで移動する
- 転倒せずに寝室からリビングまで歩く
- 家族の介助を減らして立ち上がる
など、生活に結びついた目標を設定します。
パーキンソン病の訪問リハビリを選ぶときのポイント
事業所を選ぶ際は、次の4点を確認するとよいでしょう。
パーキンソン病への対応経験があるか
「パーキンソン病専門」である必要はありませんが、すくみ足、姿勢障害、ON・OFF、転倒など、疾患の特徴を理解していることは重要です。但し、PT・OT・STはパーキンソン病のことを学生時代から学んでいるので、基本的に問題はありません。

PT・OT・STの体制を確認する
歩行・バランスならPT、生活動作ならOT、声や飲み込みならSTというように、困りごとによって必要な専門職は異なります。
すべての事業所に3職種がそろっているわけではないため、事前に確認しましょう。
自宅生活の目標を共有できるか
「筋力を上げる」だけではなく、
何のためにリハビリをするのか
を一緒に考えてくれることが重要です。
「自分でトイレへ行きたい」「家族と散歩したい」など、本人にとって意味のある生活目標を共有できる事業所を選びましょう。
主治医・ケアマネ・他サービスと連携できるか
パーキンソン病の在宅生活では、主治医、ケアマネジャー、訪問看護、訪問介護、福祉用具など複数の支援者が関わることがあります。
転倒や嚥下、OFF時間の増加など状態が変化したときに、必要な専門職と情報共有できる体制も大切です。
理学療法士として考える訪問リハビリの活用ポイント
訪問リハビリを考えるときは、単なる「自宅で運動する時間」と考えないことが重要です。
「運動する場所」ではなく「生活を確認できる場所」と考える
訪問の大きな価値は、本人が普段使っている椅子、ベッド、トイレ、廊下、浴室などを確認できることです。
リハビリ室では見えなかった問題を、実際の生活環境で見つけられることがあります。
できない動作を自宅で直接確認することが重要
「歩けない」といっても、
- 廊下ですくむ
- トイレ入口で止まる
- 便座から立てない
- ズボンを上げるときにふらつく
では、必要な支援は異なります。
できないという結果だけではなく、どの場面で、なぜ難しくなっているのかを見ることが重要です。
訪問だけに頼らず日常の活動量も維持する
訪問リハビリを利用しても、専門職が訪問している時間だけ身体を動かせば十分というわけではありません。
安全に行える方では、散歩、自主運動、通所、買い物、趣味などを通して日常の身体活動を維持することも大切です。
パーキンソン病では早い段階からPT・OT・STによる評価や、身体活動についての助言を検討することが推奨されています。
パーキンソン病の訪問リハビリに関するよくある質問
はい。医師が必要と判断し、介護保険などの利用条件を満たせば利用できます。自宅での転倒、すくみ足、立ち上がり、入浴などに困りごとがある場合に検討されます。
医療保険で自宅でのリハビリを受けられる場合もありますが、要介護・要支援認定を受けている方では介護保険が基本となるケースが多くあります。利用するサービスや病状によって異なるため個別確認が必要です。
介護保険の訪問リハビリテーションには要介護・要支援認定が必要です。認定がない場合でも、状態によって医療保険による在宅でのリハビリ等を利用できる場合があります。
介護保険の訪問リハビリテーションは、20分を1回として原則週6回まで算定できます。退院・退所後3か月以内など一定の条件では週12回まで算定できる場合があります。実際の頻度は本人の状態やケアプランによって決まります。
訪問リハビリテーションは制度上「訪問リハビリテーション」、訪問看護ステーションからPT・OT・STが訪問する場合は「訪問看護」の一環です。実際に行うリハビリには共通する部分があります。
いいえ。ヤール3だけを理由に切り替える必要はありません。安全に通所できている場合は継続するメリットがあります。転倒、すくみ足、通所負担、自宅生活の困りごとなどを合わせて判断します。
まとめ|生活に合わせて訪問リハビリを活用しよう
訪問リハビリは自宅での生活を支える選択肢
パーキンソン病の訪問リハビリは、歩行やバランス練習だけでなく、自宅での移動、トイレ、入浴、住環境、家族の介助方法など、実際の生活を支えるためのサービスです。
通院や通所が負担になったときや、自宅生活の困りごとが増えてきたときに選択肢のひとつとなります。
通所・訪問などを状態に合わせて選ぶことが大切
大切なのは、ヤール分類だけでサービスを決めることではありません。
外出できるか、自宅で何に困っているか、家族の介助量はどうか、どのような生活を続けたいかをもとに、通所リハビリ、訪問リハビリ、訪問看護などを状態に合わせて選びましょう。
迷ったときは、主治医やケアマネジャー、PT・OT・STなどに相談し、その時点の生活に合った支援方法を考えることが大切です。
参考文献・参考資料
- 日本神経学会.パーキンソン病診療ガイドライン2018
パーキンソン病の治療・リハビリテーションに関する国内の基本的な診療ガイドライン。 - 厚生労働省 介護サービス情報公表システム.訪問リハビリテーション
訪問リハビリテーションの目的、対象、サービス内容に関する公的資料。 - 厚生労働省 介護サービス情報公表システム.介護保険とは
第1号・第2号被保険者、要介護認定、40〜64歳の特定疾病などに関する公的資料。 - 厚生労働省.訪問リハビリテーション費に関する算定基準・通知
医師の診療・指示、1回20分以上、利用回数など介護保険の訪問リハビリテーションの制度を確認する資料。 - National Institute for Health and Care Excellence(NICE).Parkinson’s disease in adults(NG71)
パーキンソン病に対する理学療法、作業療法、言語聴覚療法に関する推奨をまとめた診療ガイドライン。



